いつも「国家予算」というのは、
巨額過ぎて頭の中に入りづらい。
しかし、
予算の全体像を思い描くことができなければ、
政府のやっていることの全体像が見えないということにもつながります。
わかる範囲で、
国家予算というものの全体像を把握する努力をしてみます。
細かい端数は切り捨てて、
概数で全体をある程度単純化して考えてみます。
(※兆以下を四捨五入して、兆の位の概数で考える)
歳入内訳(収入面)・・・・・・・・・・・ 【
2014年度の例】 税 収
50兆 国債発行
41兆 税外収入
5兆(専売納付金、官業収入、政府資産収入、繰越金など)
計 96兆 歳出内訳(予算面)
社会保障
31兆(医療、年金、福祉、介護、生活保護)
公共事業
6兆(道路、港湾、住宅、下水道、公園、堤防、ダム)
国債費
23兆(国債の返還、利子支払)
地方交付税
16兆(教育、警察、消防、環境衛生、生活保護)
その他
20兆(軍事、文教、その他)
計 96兆これだけを見ると、
単純に「国債」というものの対歳入比率(43%)、対歳出比率(24%)が、
かなり高いという感じを受けます。
これが毎年。
国としての「借金」と呼ばれる負債額として累積されていってるのでしょうね。
次に税収額の変化。
バブル前、バブル期(1986~1991)、リーマンショック期(2008)という、
それぞれの時期のだいたいの変化を見てみましょう。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やはり、
バブル期にはどんどん税収が増えていってます(景気が良かったんでしょうねぇ。)し、
バブルの崩壊後とかリーマンショック後では、
ガクンと税収がしぼんでいますね。
歳出面(支出)の変化も見てみましょう。
(※財務省ホームページより)
このグラフからは、
支払い(オレンジ折線)が増えて税収(青折線)が減れば、
公債の発行額(青棒)が自然と増えていくという関係がよくわかります。
また、
歳出グラフ(オレンジ折線)をよく見ると、
三つの時期に分けられるような感じがします。
・平成12年(2000)以前 ⇒バブル崩壊後(平成4年=1992)も、
引き続き9年近く増え続ける。
・平成13年(2001)~20年(2008) ⇒8年くらい減少ぎみに推移している。
(※ここには、何か努力の跡が感じられますね。
次の機会に、経済政策について調べてみますね。)
・平成21年(2009)以降 ⇒リーマンショック後、一気に額が跳ね上がる。
「国家の歳出」というのは、
基本的に毎年少しずつ増えていかざるを得ないものなのだろうなぁ、
という感想を持ちました。
また、
経済的なショックが起こると、
税収の大幅な減少と救済のためでしょうか、
歳出がどうしても増えてしまうということがわかります。
続いて、
予算の概況を諸外国と比較してみようと思ったのですが、
国によって制度や計算の根拠が違うという専門家の意見が多くて、
単純に比べられるような表やグラフは見つけられませんでした。
このブログは、わかりやすさをモットーにしていますので、
国際比較の問題は今回は保留させてください。
良い資料が見つかった時に掲載をします
。<(_ _)>
次は、
よく言われている我が国の予算の最大の課題についてです。
何にしても国債の占める割合が多すぎるので、
将来にわたって負債がどんどん増えているということが言われています。
(財務省 ホームページより)
建設公債=建設国債=国が公共事業費や出資金・貸付金の財源にあてるために発行する
国債。
特例公債=特例国債=税収で足りない分を借金で賄うために発行する赤字国債
そのために、
経済を活性化して、税収を増やし、
国債に頼っている部分を少しでも減らしていく必要があると、、、。
経済のより発展的で安定した成長が望まれるというわけです。
国内の経済を活発化させて、
お金が回る国にしていかなければならないということがよくわかります。
「三本目の矢とは、何をどうすればいいのだ?」
「三本目の矢は、どこまでうまくいくのか?」とよく言われるのは、
そういうわけなのですね。
給料が上がらないと文句を言ってばかりいても仕方ありません。
それぞれの現場で一人ひとりが工夫を重ねて、
忍耐と挑戦で新境地を開拓する勇気と、
着実な成長を推し進める地道な努力をするしか方法はないのでしょう。
今回の検索では、
「債務!債務!」と言われている国債の累積負担額が、
自分の思っていたよりもひどく巨額で、
大変な額になっているということが驚きでした。
安倍首相を応援して、
黒田さん(日銀総裁)とスクラム組んで、
ぜひとも果敢に頑張ってもらうしかありません。
ガンバ、自民党!!
ガンバ、日本です!!
単純なまとめですみません
。<(_ _)>
今回、いろいろと調べた結果、
総務省とか財務省などのホームページの資料は、
ほとんどが見やすく作られていないことがわかりました。
ただタイトルをつけて長い文章を書き、
こまごまと数字を表に入れて、
それで報告しているつもりになっているものがほとんどで、
一般の国民が見たときに、
わかりやすいようなビジュアル的な工夫もなければ、
資料内を検索するときに、
わかりやすく案内する分岐の工夫も、
解説の手順の工夫のようなものもほとんど無い状態で、
調べづらい事この上ないのです。
要するに、
利用者目線で報告されていないのです。
これが「官僚」とよばれる人達の仕事の仕方なのでしょうか。
もしそうなら言葉は悪いですが、
意外と頭の悪い人達なんだなぁ、という感じがします。
有名大学出で学業成績的には優秀な人達なのかもしれませんが、
現場の仕事的にはお粗末な処理・対応しかできない人達のようで、
内心がっかりしました。
こんな風に、
少しずつ少しずつ学んでいきます。
歩みののろい亀でも、
いつかは頂上近くまで行くことができるでしょう
。(^_^)/
では、
今回も長々とお読みいただいてありがとうございました。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
※甚だ稚拙(ちせつ)ですが、自分の国のことを少しでもしっかりと見つめて、
より正しく理解ができるようになっていきたいと思っています。
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どうかよろしくお願いいたします。
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